出会い系サイト規制法について

出会い系サイト規制法というのは、正式には「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」といいます。

インターネット異性紹介事業について必要な規制を行うこと等により、インターネット異性紹介事業の利用に起因する児童買春その他の犯罪から児童を保護し、もって児童の健全な育成に資することを目的とする。
インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律

と定義されています。分かり辛いですが、平たく言えば「出会い系サイト経由での児童買春や性犯罪を防止する」ための法律なのです。なお、「児童」というのは、18歳未満のことをいいます。

この法律では、主に「出会い系サイト事業者」と「利用者」を規制しています。

出会い系サイト規制法の中身

出会い系サイト規制法では、上記の通り「出会い系サイト事業者」に対する規制と、「利用者」に対する規制があります。事業者に対する規制が主なのですが、多くの人に関係してくる「利用者に対する規制」に関して先に解説します。

出会い系サイト利用者に対する規制

次のような行為は禁止。1と2に関しては、大人も児童も処罰の対象で、100万円以下の罰金。児童は少年法の規定により家庭裁判所に送致となります。書き込みをしただけで犯罪となりますので気を付けてください。

  1. 性交等の相手になるように誘う
  2. 金額等を示して交際の相手になってくれるように誘うこと
  3. 児童にかかわる異性交際の書き込み

1.性交等の相手になるように誘うことの禁止

例えば次のような書き込みです。

誰か、僕とHしてくれるJKいませんか~?
(20歳会社員)

 

私とエッチしてくれるオジサマ募集ですー。
(17歳 高校生)

2.金額等を示して交際の相手になってくれるように誘うことの禁止

お小遣い出すから、誰か会ってくれるJKいませんか?
(22歳会社員)

 

今月ピンチです。¥1くれたらデートしますよー。
(16歳 高校生)

3.児童にかかわる異性交際の書き込み

18歳未満に関する異性交際に関することは禁止です。処罰規定はありません。

JKで僕とお付き合いしてくる人いませんか?
(20歳会社員)

 

高1の女子です。彼氏募集しています。誰かいませんか?
(16歳 高校生)

出会い系サイト事業者に対する規制

出会い系サイト事業者に関しては、以下のことを定めています。

  • 警察署への届出をしなければいけないこと(無届は処罰)
  • 児童の利用禁止を明示しなければいけないこと
  • 利用者が児童でないことの確認(免許証などでの年齢認証)をしなければいけない

それでは、1つ1つ見ていきましょう。

警察署への届出をしなければいけないこと

出会い系サイト事業を運営する事業者は、所在地を管轄する警察署へ届出をしなければいけません。届け出をしないで出会い系サイト事業をすると、6月以下の懲役もしくは100万円以下の罰金です。

児童の利用禁止を明示しなければいけない

サイト内、および広告・宣伝には、児童が出会い系サイトを利用してはいけないこと(例えば「18禁」と表示するなど)を明示しなければいけません。

利用者が児童でないことの確認

年齢か生年月日のわかる身分証明書の提示、または児童が使えない料金の支払方法の同意をしなければなりません。

つまりは、免許証などで年齢を確認するか、クレジットカード(児童は使えない)での料金支払をしてもらう、ということです。なお、出会い系サイトと思わしきサイトで年齢認証がないサイトが多くありますが、それらはほぼ「届出がされていない悪質サイト」です。決して利用しないでください。

出会い系サイト規制法違反の量刑

出会い系サイト規制法に抵触した場合の罰則は以下の通りです。

利用者に対する罰則

出会い系サイトを利用して児童を誘引した人は100万円以下の罰金

これは、書き込んだことに対する罰則です。実際に児童と性交等をすると「青少年保護育成条例」により罰せられます。さらに、児童に金銭を提示して性交等をすると「児童買春」となり非常に重い罪になります。

事業者に対する罰則

届け出をしないで出会い系サイトを運営した人は6月以下の懲役または100万円以下の罰金となります。また、出会い系サイトを運営する届出書や、変更・廃止の届出書に虚偽の記載をして提出した人・変更・廃止の届出をしなかった人は30万円以下の罰金となります。

まとめ

出会い系サイト規制法の要点は、児童(18歳未満)は利用できないように事業者を規制すること。そして、利用者にとっては、児童を誘う書き込みをしたらダメ、ということです。

児童に対しての書き込みは、デートを誘うものでも、エッチを求めるものでもすべてダメです。気を付けましょう。